〈上越市長選〉私の主張、横顔㊤ 中川幹太氏 上越市の魅力発信

任期満了に伴う上越市長選挙は24日に告示され、元市議の中川幹太氏(46)、前副市長の野澤朗氏(64)の無所属新人2氏が届け出た。両陣営とも出陣式で必勝を期して気勢を上げた後、広い市域を駆け回り、7日間の選挙戦を展開している。市長選に臨んでいる両氏に対し、事前にインタビュー取材を実施した。それぞれが掲げる政策公約や上越市への思い、人となりなど候補者の「主張と横顔」を2回にわたって紹介する。

 中川氏にとっては今回が2度目の市長選。初挑戦の前回は現職の村山秀幸氏に1462票差で惜敗し、「その時点から、次の市長選への挑戦は心に決めていた」。次の〝決戦〟に向けてすぐに切り替え、準備してきた4年間で「政策のための仲間が相当増えた」と言い、「前回よりも良い政策を、さらに前に進めることができるのでは」と話す。

中川幹太氏

 関西の出身で、上越市に移住して約20年。桑取・谷浜地区で家族と共に暮らし、「この土地の魅力を存分に感じながら、ここで生きてきた」。自身が感じる上越市の魅力について「まず、食べ物がすごくおいしい。他のところで暮らしてこないと分からないこと」と声を弾ませる。

 一方で、「上越市の魅力をよそから来た人に感じてもらうような仕掛けが、全然できていない」と指摘。政策公約では、歴史文化などを生かした「通年観光」などを掲げる。

 スローガンの「ふるさとを愛そう!」には、そうした思いを込めた。「大人たちが子や孫に『上越市には良いところがないから帰ってこなくていいよ』などと言う。まずは大人に地域の魅力を知ってもらい、子どもたちに良い思い出を、上越市でつくってもらいたい」と願う。

 そのために「地域の魅力、特にそれぞれお住まいの地区の魅力を知るすべを、政策の中でつくっていきたい」と意気込む。重視するのは外からの視点。「よそから来た人の評価が、鍵になると思う」とみている。

記事参照元:タイムスLite

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