「最高の餌場」求め飛来 高田城址公園北堀にハクチョウ

上越市の高田城址公園北堀(高田北城高前)に、ハクチョウが飛来している。5日も「コォー、コォー」と甲高く鳴く数十羽のハクチョウが、ところどころ雪の積もった水面で休んだり、悠々と泳いだりする姿が見られた。

高田城址公園の北堀に飛来し、羽を休めるハクチョウ(5日午前9時50分ごろ)

 ハクチョウは餌を食べる際に家族単位で行動するなど、家族のつながりが深い生き物。羽毛が灰色をした幼鳥が、親鳥に守られながら餌となるハスの根をついばむ姿が見られた。お堀周辺の散歩が日課という同市東城町2の60代夫婦は「体を水中に突っ込む姿がかわいい」と話し、その様子をカメラに収めていた。

 日本野鳥の会会員の勝俣将明さん(八千浦中校長)によると、ハクチョウは北から南へ風向きや雪の状態を見ながら、餌場を移動するという。「高田城址公園のお堀は餌となるハスの根が豊富で、陸の天敵から身を守ることができる最高の餌場。また市街地でハクチョウを間近に観察できる、貴重な場所といえる」と話した。

記事参照元:タイムスLite

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