全国高校スキー大会 男子回転 野本(関根学園)頂点に  2本ともラップ 県勢24年ぶりV

第71回全国高校スキー大会(インターハイスキー)は10日、岩手県八幡平市で最終日を迎え、全日程を終了した。競技3日目の9日、アルペン男子回転で野本和愛(関根学園3年)が2本とも最速のラップタイムを奪って優勝。7位に大橋陵人(同3年)が入賞した。同種目、県勢、上越勢としての優勝は第42回大会の竹田征吾(当時関根学園)、第47回大会の加藤卓哉(同)以来24年ぶり3人目となった。

男子回転で優勝した関根学園の野本(写真はいずれも同校スキー部提供)

 野本は1回目に0秒04差でトップに立ち、2回目も最速タイムをマークし、合計で2位に0秒18差を付けた。「1回目に大きなミスをしてもラップタイムだったので、2回目はより集中して滑った」と気持ちを高めた。

 卒業後は大学に進学して競技を続ける。「FIS(国際スキー連盟)レースを中心に回ってポイントを取って、日本代表になれるように頑張りたい」と意気込みを表した。慣れ親しんだ妙高高原の地や支えてくれた人たちには「小さい頃から見てもらい、応援してもらい、感謝している」と話した。

◇回転大橋7位 大回転舩戸10位

 男子回転で7位に入った大橋は「1回目は40番スタートで自分の力を出し切れたけど、2回目はタイミングと気持ちが合わずに悔しい。表彰台にいくつもりだった」、男子大回転で10位入賞の舩戸晴也(関根学園3年)は「もっと上にいきたかった。あまり満足はしていない」とそれぞれ悔しさを口にし、共に出場する国体での表彰台進出を期していた。

男子回転で7位入賞の大橋
男子大回転で10位入賞の舩戸
◇距離リレー 男子新井9位

 クロスカントリー男子4×10キロリレーで新井が安原颯汰(3年)、岡田幸也(1年)、霜鳥友作(2年)、山川伶欧(2年)とつなぎ、9位に入った。

 学校対抗では男子で関根学園が10位、新井が15位、女子で新井が13位。

 競技1、2日目では男子純飛躍で山﨑叶太郎(長野・飯山2年、上越教育大附属中出)が準優勝、山川伶欧(新井2年)が5位、男子複合で山﨑が4位、山川が9位にそれぞれ入賞。女子大回転で前年覇者の田中小晴(新井3年)が3位に入った。

 3、4日目の上越勢の結果は次の通り(1、2日目の結果は9日付に既報)。

◇アルペン

 ▽男子回転 (1)野本和愛(関根学園3)1分40秒52(7)大橋陵人(同3)

 ※橋口拓弥(同2)は2回目に途中棄権

 ▽女子同 (13)高慶あかり(関根学園1)(31)小野塚心美(同1)(37)森村実紅(新井2)(58)山浦愛花(同2)(61)水落日子(関根学園1)

 ※田中小晴(新井3)は1回目に途中棄権

◇クロスカントリー

 ▽男子10キロクラシカル (13)池田遼一(長野・飯山2、妙高高原中出)(23)安原颯汰(新井3)(55)霜鳥友作(同2)(77)岡田幸也(同1)(92)山下真央(関根学園3)

 ▽男子4×10キロリレー (9)新井(安原颯汰、岡田幸也、霜鳥友作、山川伶欧)

◇学校対抗

 ▽男子 (10)関根学園(15)新井

 ▽女子 (13)新井

記事参照元:タイムスLite

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