結婚観で意見交換 若者と県若手職員 少子化対策支援探る

上越地域の若者と県の若手職員が結婚観について話し合うトークセッションが2日、上越市本城町の高田城址公園内、小林古径記念美術館で開かれた。
県子ども家庭課が少子化対策の一環として企画。若者の結婚観を聞き取り、必要な支援へ結び付ける狙い。同日を皮切りに県全域での実施を予定している。
参加者は、同市を中心に若者の交流を促進する活動「This&That」に集う20~30代の若者ら。県職員を交えた約15人が3班に分かれ、率直に意見交換した。

若者が自身や周囲の人の結婚観について、率直に話し合った

 同日示された資料(平成31年内閣府調査)によると、未婚(20~49歳)の7割以上が結婚を希望。約半数が「適当な相手に巡り合わない」と回答し、うち約6割が「特に何も行動を起こしていない」という結果だった。
これを受け、参加者は「なぜ行動を起こさないのか」などを議論。理由として「リスクを負うことの怖さ」「趣味や仕事、やるべきことが他にある」などの思いが若者の心にあるのではとの意見が挙がっていた。
最後に行政ができる支援について、「結婚へのメリットを感じられるよう助成を」「結婚を前面に出し過ぎない、気軽に出会えるイベントを」「生き方の多様性を認める行政であってほしい」などの要望があった。
同課の水野学主査はセッションを総括し、「個人でうまくいかないところは行政でサポートし、(県民と)両輪で(少子化対策を)頑張っていきたい」と述べた。

記事参照元:タイムスLite

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