金融機関職員かたりキャッシュカードだまし取る 自称埼玉県の26歳男を逮捕

上越警察署と新潟県警機動捜査隊は2022年7月27日午後1時21分、自称埼玉県所沢市に住む飲食店従業員の山口裕大容疑者(26)を特殊詐欺(預貯金詐欺)の疑いで緊急逮捕した。

同署によると、山口容疑者は氏名不詳者と共謀し同日、金融機関職員をかたって新潟県上越市在住の70代女性からキャッシュカード2枚をだまし取った疑い。同日午前中、男の声の共犯者が女性宅の固定電話に電話をかけ、「キャッシュカードが偽造されて使われている。銀行が補償するので、今使っているキャッシュカードを回収に行く」などとうそを言い、同日正午頃、山口容疑者が女性宅を訪れて女性名義のキャッシュカード2枚を受け取り、暗証番号を聞き出した。

その後不審に思った女性が110番通報し、発覚した。警官が女性から聞いた人相、着衣から同市内で山口容疑者を発見し、職務質問したところキャッシュカードと引き出した現金100万円を所持しており、容疑を認めたという。

同署が余罪や共犯者について捜査している。同署では「電話でお金やカードの話が出たら詐欺だと思って間違いないので、一度警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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