上越市立の中学校でアレルギー食材の誤食 職員がアレルギーの生徒を未把握

上越市立の中学校で5月26日、アレルギー対応をしている生徒に対し、アレルギー食材が付着した可能性がある副菜を提供していたことがわかりました。幸いにも生徒にアレルギー症状の発症はみられませんでした。

上越市教育委員会によりますと、この生徒は給食室から直接代替食を手渡しでもらっており、おかわりをしてはいけないことを理解していました。しかしこの日は、生徒が拒否の意思を示したにもかかわらず、職員がこの生徒の皿に追加配膳したということです。

生徒が追加配膳された副菜にアレルギー食材が付着しており、それを食べてしまったのではないかと不安を教師に伝え発覚しました。生徒はその後、医師に処方されていた薬を服用し経過観察を行い、アレルギーの症状はみられなかったということです。

個別のアレルギーへの対応は、年度当初に職員で共有されていましたが、対応が徹底されおらず、当日給食指導にあたった職員が、アレルギー対応の生徒を把握していなかったということです。アレルギー対応食の生徒には追加配膳しないという認識が職員に徹底されていませんでした。

学校では命にかかわる事案として、全職員へ情報提供し、具体的な対応について改めて周知確認をしたということです。教育委員会では、過去に市内で同様の追加配膳による事故があったにも関わらず、指導が徹底できなかったことを受け止め、市立学校のアレルギー対応の取組内容について実態を把握し、配膳時の注意事項を明確にするなど、再発防止に務めるとしています。

記事参照元:上越妙高タウン情報

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