【動画】妙高市がオーガニック食材などの量り売り専門店をオープン 道の駅あらいに7月30日
包装ごみや食品ロスの削減を目指す新潟県妙高市の量り売り実証店「HAKARossa MYOKO(ハカロッサ ミョウコウ)」が2022年7月30日、同市長森の道の駅あらい「四季彩館みょうこう」内にオープンする。個包装されていないナッツやチョコレート、オーガニック食材などを必要な分だけ無駄なく購入できる「ゼロウェイスト」な買い物が楽しめる。
内閣府の「SDGs未来都市」に選定された同市が取り組む持続可能なまちづくりの一環で設置。公募型プロポーザル方式で同館を運営する同市猪野山の「みょうこう未来創造商社」が受託者に決まり、本年度を実証期間として運営体制やニーズの検証などを行う。
店名は親しみを持って利用してもらいたいと、上越地域の方言を取り入れ「量ろう」を「量ろっさ」とポップに表現。店舗は同館の農産物直売所の一部を改装して量り売りコーナーとし、販売方法は京都府に本店を構える量り売り専門店「斗々屋(ととや)」のノウハウを活用する。
店内にはナッツやドライフルーツをはじめ、チョコレートやクッキーなどの菓子類、塩やオリーブオイルなどの調味料、茶葉、コーヒー豆、乾物、季節の野菜など約40種の食材が瓶やケースに入って並ぶ。調理法や量の目安などのメモも添えられており、用途に合わせて必要な分だけ購入できるため、味を試したい人や一人暮らしの人にもおすすめだという。
購入は専用カップにほしい食材を入れて計量し、持参した容器に移して会計する仕組み。値段は目安として100g当たりの金額が記載されている。
土日曜、祝日限定で、量り売りする地元産野菜などを使った惣菜もビュッフェ形式で販売。カウンターやテーブルなど11席を設けたイートインスペースで飲食できるほか、容器を持参すると持ち帰りもできる。
市企画政策課の岸本学係長(48)は「環境のためにと何かを我慢するのではなく、普段の買い物をおしゃれに楽しんでもらい、それが結果としてSDGsにつながっていけば。気軽に使ってほしい」と話している。
グランドオープンを記念し、30、31の2日間はイベントを実施。建築廃材を使ったコースター制作や、事前申込制の風呂敷エコバッグ作りのほか、量り売りに容器を持参した両日先着50人にかき氷のプレゼントなどがある。
時間は平日午前9時〜午後5時、土日曜、祝日は午後6時まで(ビュッフェは午前11時〜午後3時)。水曜定休。問い合わせは同館0255-78-7126。
・妙高市 https://www.city.myoko.niigata.jp/docs/33735.html
・HAKARossa MYOKOインスタグラム https://instagram.com/myoko_hakariuri?igshid=YmMyMTA2M2Y=
記事参照元:上越タウンジャーナル