〈動画あり〉Bushi―Doo~武士道~所属の町屋杏選手(14) 負けん気で立ち向かう キックボクシング 21日のプロ2戦目へ気合 亡き父の〝応援〟信じる

キックボクシングに奮闘する女子中学生が直江津にいる。上越市立直江津中3年の町屋杏(あん)選手(14、同市中央1)で、キックボクシング歴1年余り。21日に新潟市の万代島多目的広場「大かま」でプロの試合に挑む。「相手は格上だと思うけど、ひるまず戦いたい」と、持ち前の負けん気をのぞかせる。

髙野代表(左)を相手にパンチを打ち込む町屋選手(Bushi―Doo~武士道~)

 町屋選手は同市立直江津南小4年からパティオ2階にあったフィットネスクラブに通い、ダイエット目的でキックボクシングを始めた。中学2年の昨夏から、直江津の中央1に新しく開設されたジム「Bushi―Doo~武士道~」で本格的に取り組み、アマチュアの試合を経験。7月10日にプロとしてのデビュー戦を踏んだ。
小学6年から並行して柔道に取り組み、県中学大会にも出場した。「プロレス好きのパパと小さい頃から格闘技のテレビを見ていた」と話す。父・隆之さんは2月16日、51歳の若さで他界した。ずっとジムでの練習を見ていた父を思い、「今でもずっと見てくれている」と信じる。
ジムでは年上の男性に交じって練習し、髙野匠代表(32)のミットに重いキック、パンチを繰り出す。得意は右足のミドルキック。「ジムの人たちは優しい」と感謝し、プロ2戦目に向け「気持ちの強さは負けない。向かっていく」と闘志を表す。

髙野代表(左)を相手にパンチを打ち込む町屋選手(Bushi―Doo~武士道~)

 相手はアマチュアのキックボクシング全国大会で優勝経験を持つ選手。試合は47キロ以下級、2分3ラウンド。
毎回、ハラハラドキドキして見ているという母の彩さん(47)と7月の試合を涙ながらに見たという姉の柚さん(23)は「好きなことがあって、それができているのは素晴らしいこと」と共に励ましの言葉を送る。

練習風景の動画

記事参照元:タイムスLite

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