複数企業が引き受け検討 「よしかわ杜氏の郷」売却で 上越市

上越市が民間への売却を検討している吉川区の第三セクター「よしかわ杜氏の郷」について、同区内外の複数企業が引き受けを検討していることが分かった。
市は10日、公募に応じる意向のある企業に向けた説明会を開いた。関係者によると「市内、県外から複数の企業が出席した」という。市は公募に応じる企業に対し、旧吉川町時代から続く醸造文化を守ること、最低10年間事業を継続すること、酒造用米や仕込み水は同区産を使用すること、従業員の雇用を継続することなどの条件を課している。
市は7月から引き受け先の公募を開始。酒造や財務の専門家らを交えた選定委員会で審査し、10月下旬に優先交渉先を選定する予定。譲渡価格は発行済み全株式(3683株)に市が行った株式評価(8167円)を乗じた約3000万円が目安となる。
優先交渉先決定に際し、企業の所在地が吉川区内であれば同区以外の上越市、あるいは県内外の企業より優遇する配点項目を設け、意欲のある地元企業や住民感情に配慮した。しかし優遇の度合いには、区外からの参入に否定的な住民から「低すぎる」との指摘が出ている。
「よしかわ杜氏の郷」は旧吉川町時代の1999年に法人設立、2000年に施設開業。日本酒市場の縮小などを背景に業績は悪化の一途をたどり、15年度から21年度まで7期連続で純損失を計上。21年度の純損失は316万円。

市が引き受け先を募集している「よしかわ杜氏の郷」

記事参照元:タイムスLite

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