本格ピザ作りやBBQが楽しめる貸しスペース「ほのぼの園」 上越市三和区にオープン
新潟県上越市三和区末野新田の国道253号(ほくほく街道)沿いに2022年8月、手作りピザを自分で焼いて食べられるピザ窯付きの貸しスペース「ほのぼの園」がオープンした。同所で個人事業を営む宮嶋和則さん(74)が窯や建物、バーベキューが楽しめるウッドデッキを手作りし、家族連れやグループなどに貸し出す。
野菜の栽培や販売、米ぬかの買取、回収業のほか、自宅向かいで野菜の直売所兼食堂の「ほのぼのハウス」を経営する宮嶋さん。新型コロナウイルスの影響で売上が減少する中、趣味のものづくりを生かして「コロナ禍でも子供たちが思い切り遊べる場所を作りたい」と思い立ち、新事業を支援する県の補助金を活用して直売所敷地内に建設した。
建物は知人の大工らの協力を得ながらも、「手作りする楽しさを子供たちに味わってほしい」と設置を決めたピザ窯やウッドデッキ作り、内装などは宮嶋さん一人で行った。昨年11月から工事を始め、今年2月末に仮営業を開始した。給湯器やトイレなど入荷が遅れていた製品がそろい、念願の本格オープンを迎えた。
施設内には窯やキッチンをはじめ、飲食、休憩ができるスペースや冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、Wi-Fiも完備した。外のウッドデッキにはバーベキューコンロ2台、テーブルと椅子8席ほどがあり、1グループ20人程度が利用可能。希望があれば子供用の水遊びプールも設置できる。
窯は宮嶋さんが事前に火をたいて準備するため、調理して焼くだけで本格ピザが簡単に味わえる。利用者1人につき直径20cmほどのピザ生地1枚と、ナスやピーマン、トマトなどの野菜はサービスで付いてくる。
料金は4時間単位で1人1600円、小学生以下は無料。ピザ、バーベキュー用の食材や使いたいキャンプ用品など持ち込み自由だが、アルコール類はほのぼのハウスで販売する生ビールなどを利用する。種類は要望に合わせて用意も可能。
宮嶋さんは「内装など自分でしているので見栄えはしないかもしれない」と笑うが、「作ったピザをその場で焼いて食べられるのは子供たちには楽しいと思う。家族や気の合う仲間同士で気軽に使ってほしい」と話している。
完全予約制。時間は午前11時〜午後3時、午後4時〜同8時までの2回制だが、延長や1日単位での貸し出しも応相談。冬期は休業予定。住所は三和区末野新田346-2。予約、問い合わせは同園025-520-6474、または宮嶋さん090-3503-0321。
記事参照元:上越タウンジャーナル