上越市東雲町2の滝沢商事 キクラゲ栽培で起業 「なおえつきくらげ」地元幼稚園へ菌床贈る 直江津の活性願い

9月からキクラゲの栽培、販売を始めた滝沢商事(えとうかな代表、上越市東雲町2)は5日、真行寺幼稚園(中戸賢裕園長、同市中央5)に菌床を寄付した。

菌床の育て方を説明するえとうさん(右)。園児はキクラゲに興味津々だった

 「なおえつきくらげ」と名付けたキクラゲを自分たちで育て、食べてもらいたいと願いを込める。
寄付された菌床は八つ。おがくずと菌などを混ぜた物で、小さいハウスの中で1日に3回ほど水をやると2週間ほどで育ち、気温などの条件がそろえば3カ月半は繰り返し収穫できるという。

滝沢商事はシロキクラゲをメーンに「なおえつきくらげ」を販売。菌床(後列左)は2週間すると収穫できる(同右)

 えとうさんの子どもが通っている縁で、真行寺幼稚園に寄贈。育てる年長組は、菌床や生のキクラゲを初めて見る子どもも多く「どんな味がするんだろう」「ぷにぷにして気持ち良い」などと興味を示した。
新しい事業を始めようとしていたえとうさん。すでにキクラゲの栽培に取り組んでいた知人から教わり、シロキクラゲをメーンに販売している。少子高齢化が進む中でも直江津を盛り上げたいと願いを込めていて「子どもたちから多くの人にキクラゲを知ってもらい、そこから直江津の活性化につなげたい」と話した。
「なおえつきくらげ」は上越八幡郵便局(直江津ショッピングセンターエルマール1階、平日のみ)の他、市内の朝市、イベントで販売している。

記事参照元:タイムスLite

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