上越市東本町に樹木葬墓地「はなみずき」開園 10月に現地相談会も開催

新潟県上越市東本町1の「照行寺」に、2022年10月、将来の墓守の必要がない樹木葬墓地「はなみずき東本町」が開園する。現地相談会も予定されており、参加申し込みを受け付けている。

「墓を管理できる人がいない」 増加する樹木葬墓地

樹木葬は、樹木をシンボルツリーとして植え、その周囲に遺骨を埋葬するもの。核家族化が進み、子や孫は遠方で暮らしているなどで「墓を管理できる人がいない」「子供に迷惑をかけたくない」という家族が増える中、宗派不問で墓守も不要な樹木葬に申し込む人が上越市内でも増えているという。

全80区画を販売 管理費不要で寺院が永代管理

開園する樹木葬墓地は、全80区画。中央にはシンボルとして「永続性」の花言葉を持つハナミズキの木を植える。各区画では、遺骨を埋葬した地下納骨室の上に、それぞれ石の墓標プレートを置く。プレートには自由に文字を彫ることができる。

「はなみずき東本町」の完成イメージ

宗旨、宗派を問わず利用でき、檀家になる必要もなし。現在の墓地を「墓じまい」して納骨することも可能だ。

価格は、納骨料や墓標プレート加工料などを含め、1区画(2人まで)49万5000円、3人までは71万5000円。支払いは購入時のみで、年間管理費など追加費用は一切不要。墓の移し替えもないため、埋葬された場所のまま同寺で永代管理する。

個別の地下納骨室の上には石の墓標プレートを設置する(写真は明厳寺のはなみずき開園時)

販売管理は「ベル・メモリア大和会堂」「家族葬ホールつどい」などを運営する上越フィネラル(大和3)。同社によると、跡継ぎの不在に加え、一般的な墓石(相場は150〜250万円)に比べると樹木葬は費用負担が少ないこともあり、相談は年々増えているという。

特に60代からの相談が多く、「自分たち用」として申し込む人が大多数。同社が販売管理する2018年開園の「明厳寺樹木葬墓地 はなみずき」(上越市南本町3・36区画)は、ほぼ完売だという。

同社では「お墓の入り方は年々ニーズが多様化している。一つのやり方として樹木葬もお気軽に相談いただければ」と話している。

現地相談会開催 申し込み受付中

10月に現地相談会を開催する。参加無料だが、申し込みが必要。

  • 第1回 10月5日(水)、6日(木)、7日(金)
  • 第2回 10月15日(土)、16日(日)、17日(月)
  • 第3回 10月24日(月)、25日(火)、26日(水)

時間はいずれも午前が9時30分、10時30分、11時30分。午後は1時30分、2時30分、3時30分。期間中の来場や成約で記念品をプレゼントする。

樹木葬はなみずき東本町の詳細はこちら

問い合わせは、上越フィネラルの樹木葬専用フリーダイヤル 0800-800-1798

記事参照元:上越タウンジャーナル

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