オギハラ工業 グッドデザイン賞受賞 傾斜地専用親子式草刈り機 上越市企業の製品として初

オギハラ工業(上越市新保古新田)と農林造園業機械メーカー、ハクスバーナ・ゼノア(本社・埼玉県川越市)は7日、棚田などの傾斜地専用親子式草刈り機「KHM400W(ベローン)」が、今年のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。上越市の企業が関わる工業製品が同賞を受賞するのは初。

グッドデザイン賞を受賞したKHM400W(オギハラ工業提供)

 ベローンは重量258キロ、エンジン排気量126ccの本体(親機)に重量42キロ、エンジン排気量50ccで刈刃がついた子機を搭載。子機が斜面を上り下りしながら草刈りをし、ワイヤを巻き上げることで親機に戻るため「親子式」と呼ぶ。身体的負担が少なく、作業性は高い点、子機のかわいらしさなどが審査員に評価された。デザイナーはオギハラ工業の竹内博幸氏ら。
オギハラ工業は佐渡島の棚田における減農薬・無農薬栽培とスマート農業に関するプロジェクトに関わる中で、除草剤の使用低減や省力化の観点から、草刈り機の高度化に関する開発を進めてきた。ベローンは5月にハクスバーナ・ゼノアが発表、その後販売を開始したところ、初期ロットは完売した。
オギハラ工業の荻原潔社長は「農業機械は実演で良さを感じてもらえると考えている。できるだけ多く実演を行い、販売にもつなげていきたい」と話している。

記事参照元:タイムスLite

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