個人宅や店舗の庭で秋の花めぐり 14日まで上越オープンガーデン
新潟県上越市内の個人宅や店舗、寺院などの庭を無料開放し、一般が草花を自由に鑑賞することができる「秋の上越オープンガーデンと花めぐり」が2022年10月8日、始まった。市内25軒が一般開放され、見頃を迎えている秋の草花を楽しむことができる。会期は今月14日まで。
丹精込めて育てた草花を一般公開し、ガーデンめぐりを楽しんでもらおうとガーデニング愛好家の有志が集まりスタートした企画。現在は春と秋の年2回開かれており、今年はオープンガーデン開始から15周年を迎えた。主催は花のまち高田プロジェクト、オープンガーデン愛好会。今回は高田駅周辺、大潟、直江津、大道福田、東本町、東城町、南城町、脇野田の各エリアで庭が開放された。
25軒のほか、15周年を記念し、同市本町3の雁木通りプラザ広場に会員が持ち寄った草花を一堂に展示した。パンジーやアズレアセージ、マリーゴールド、ムラサキシキブ、ハツユキカズラ、ケイトウ、コキアなど、多彩な植物が飾られ、会場は華やかな雰囲気に。道行く人たちの目を楽しませている。
県立高田農業高校は草花園芸コースの2、3年生計37人が育てた花を飾っており、3年女子生徒2人は「花を通して人と関わることができてうれしい。自分たちで育てた花を見て、穏やかな気持ちになってくれればうれしいですね」と話した。
東城町3の桑原治子さん宅のガーデンは300種類を超える植物が楽しめる。秋はキンモクセイの香りが出迎えてくれ、春と違った葉の紅葉などを眺めることができる。桑原さんは「花の華やかさを楽しめる春とは違い、秋はシックで落ち着いた感じ。花だけではなく、葉の色づきの変化など、秋ならでは良さを感じてもらえたら」と話している。
鑑賞の際はマスクを着用する。花を折ったり持ち帰ったりしない。問い合わせは本町4丁目商店街振興組合025−523−2517。
記事参照元:上越タウンジャーナル