稲田小が「おむすび」折り紙でギネス認定 創立150周年記念し7588枚飾る
新潟県上越市立稲田小学校(茂木徹校長、332人)とPTAは、今年の創立150周年を記念して「おむすび」形に折った折り紙の展示数を競うギネス記録に挑戦し、既存記録を3000枚以上上回る7588枚を飾り、見事世界記録を更新した。同校で2022年10月28日に行われた表彰式で認定証がお披露目され、全校児童や教員、PTA役員が目標達成の喜びを噛み締めた。
同校では節目の年に、思い出に残る活動をとさまざまな記念事業に取り組んでおり、ギネス記録への挑戦はPTAが企画。校名から米が連想されることや、学校、地域の絆を「結ぶ」という思いを込めて選ばれた。
これまでの記録は、山形県の企業が持つ4306枚。目標を7777枚に決めて児童や教員、保護者が5月から製作に励み、2万2365枚が集まった。
8月6日に同校で行われた審査会では、PTA役員らが厳選した7777枚を体育館のステージに展示。県折り紙協会役員らが、折り目の正確さやサイズなどを審査し、7588枚が通過した。審査の様子をギネスワールドレコーズジャパンに報告し、晴れて認定となった。
この日の表彰式では、茂木校長が、製作を中心となって進めた総務委員会の児童に認定証を手渡した。PTAの長谷川真一会長(40)からは記念のしおりが贈られた。
認定証を受け取った6年生の伊藤凜さん(12)は「実感が湧いてうれしい。皆と協力して頑張ったから達成できた。一生忘れないし、これから入学する子たちにも自慢になる」とはにかんだ。
茂木校長は「地域、保護者が一体となって活動ができる素敵な地区だと感じる」と喜びを語った。長谷川会長は「稲田の絆を結集させて記録達成できた。どんなことにもチャレンジして、友達と協力し、諦めずに頑張れば達成できるという思いをこれからも持ってほしい」と願った。
記事参照元:上越タウンジャーナル