副市長4人制導入は2024年度以降に 1年説明も理解得られず 中川上越市長が会見

新潟県上越市の中川幹太市長は2022年11月11日、記者会見し、公約の副市長4人制について「議会、市民に理解いただいていない」と述べ、市議会12月定例会への提案見送りを表明した。当面、現在の2人制で運営し、4人制の導入は2024年度以降になると説明した。

記者会見し副市長4人制の議会提案見送りについて説明する中川市長

昨年12月の議会で副市長4人制が否決されてから約1年。中川市長は「私としては自分が考えていることは皆さんに説明したつもりだが」とした上で議会や市民に理解が得られていないと説明した。理解が得られない理由として「信頼関係」を挙げた。「まだ1年なので、これからも議会だけでなくいろいろな方面と信頼関係を深めていきたい」と話した。

本年度中は副市長4人制を議会提案せず、来年の3月定例会には副市長2人制での組織改編案を提案する。来年度は2人制で運営することから、4人制の導入は最短でも2024年度からになるとしている。

副市長4人制は中川市長にとって公約実現のために不可欠な制度という位置付け。公約実現への影響については「2人制の中でできることは全力で尽くしていく」。また「これによって市政運営が乱れているわけではない。2人制の中で事業やプロジェクトを推進していく」と話した。

「これから新しい時代に向けて挑戦しなければいけないことがたくさんある。それに向けてやはり副市長4人制は実現したい」と意欲を示した。

記事参照元:上越タウンジャーナル

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