三和区のあおき味噌 全国鑑評会2大会連続で最高賞 「深雪みそ」農水大臣賞
全国のみその日本一を決める「全国味噌鑑評会」がこのほど、東京都で行われ、あおき味噌(三和区法花寺)の「特別吟醸づくり 深雪みそ」が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。
コロナ禍で3年ぶり、2019年以来の大会となったが、同社は同年にも同じみそで受賞していることから2大会連続での最高賞となった。
今年は全国から305点が出品され、12の分類、区分で審査。「深雪みそ」は赤色系、辛、こしみその区分で最高賞を受賞した。
同社によると、深雪みそは50年ほど製造しているが、10年ほど前から材料を吟味し、より品質にこだわったものを「特別吟醸づくり」として製造。滑らかに溶けるこし具合、芳醇(ほうじゅん)な香り、さえある赤みが評価されたという。
青木光達社長は「粒みそがメーンの本県だが、こしみそで受賞できた。大手が受賞する中でうちが選ばれたことは誇り」と喜び、「発酵のまち上越として発酵食品をPRする中で、地元にもうちのような店があることを知ってほしい」と願った。「特別吟醸づくり 深雪みそ」は同社で購入するか、配達を受け付けているという。
上越地域からはこの他、丸久味噌(上越市南本町2)の「一途」が農林水産省大臣官房長賞、杉田味噌醸造場三和工場(三和区野)の「雪の花みそ 華香」が全国味噌工業協同組合連合会会長賞をそれぞれ受賞した。
記事参照元:タイムスLite