新潟第一酒造「越の白鳥 干支ラベル」発売 白鳥と描く「寅」「卯」 ひぐちさん制作
浦川原区横川の新潟第一酒造(武田良則社長)は「越の白鳥 干支(えと)ラベル」を発売した。上越市のイラストレーター、ひぐちキミヨさんが描いた寅(とら)と卯(うさぎ)の2種類。年末年始や年男・年女への贈り物などに人気を高めている。
寅ラベルは純米吟醸で2200円(税込み)、竹林にたたずむトラと飛ぶ白鳥を描いている。卯ラベルはかめ口一番の新酒で1595円(同)。ウサギと白鳥が仲良く月見をしている姿が描かれている。
同社の武田葉子専務が親交のあるひぐちさんに依頼して実現した。「ラベルのどこかに白鳥を描く」以外は自由に描いてもらった。ひぐちさんは「自由という言葉に背中を押してもらい、ありきたりではないものが描けて楽しかった」と話した。
今回は今年と来年のえとを描いたが、今後は年に1本ずつ出し、十二支をそろえる計画がある。同市内では増井酒店、山清酒店で販売。歳暮などでの発送も多く、武田専務は「全国に飛んで行っています」と話した。
◇風景や店舗えと描く ひぐちさん作品展「ゆく年くる年」
ひぐちさんの作品展「ゆく年くる年」が15日まで、上越市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールで開かれている。開場時間は午前10時から午後6時(最終日は同5時)まで。
地元の風景や店舗など多彩なポストカードは約800種類。来年のえとのウサギは「妙高山のはね兎」やウサギ形鏡餅などの新作や、前回描いた12年前のものもある。他にも10月に撤去された大手町歩道橋や地元に愛される名店など、地域密着で描いている。
来年のカレンダーは直江津、高田、あの店この店、ねこ、おかっぱちゃんでA4判と卓上の2種類。招き猫やウサギの貯金箱も人気となっている。
記事参照元:タイムスLite