体操施設で国内唯一 上越市立上越体操場(ジムリーナ) JOC競技別強化センターに認定
上越市立上越体操場(ジムリーナ、大潟区九戸浜)が、日本オリンピック委員会(JOC)より「JOC認定競技別(体操競技)強化センター」に認定された。
市スポーツ推進課によると、同センターはオリンピック強化指定選手等のトップアスリートが強化活動に有効利用する施設として日本体操協会から推薦を受け、日本オリンピック委員会より認定された。上越地域では初めて、県内では村上市スケートパークなど4施設目の認定となる。国内の体操施設では唯一の認定という。認定期間は2024年パリ五輪開催の年度末まで。
認定により、オリンピック強化指定選手らトップ選手が練習し、地元選手との触れ合いによる競技力向上や、合宿による利用増加や交流人口の拡大で地域の活性化につながることが期待される。
JOCによると、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)はトップレベル競技者の育成・強化、タレント発掘の中心的な拠点に位置付けられているが、1カ所での集中的なトレーニングに偏らず、国内の既存施設を「JOC認定競技別強化センター」とし、施設活用を支援していく。オリンピック競技は2007(平成19)年から、パラリンピック競技は14(平成26)年から運用を開始している。
認定を受け、ジムリーナには「JOC認定体操競技強化センター」の看板が掲げられた。レインボージムナスティックス大潟所属の髙橋音羽さん(関根学園高1年)は「いろいろな国の代表選手が使っている器具で練習できるのでうれしい」、秋山結月さん(同1年)は「充実した器具がそろっているのでありがたい」とそれぞれ感想を話した。
記事参照元:タイムスLite