全国高校バレー1回戦 春高舞台で上総バレー 1、2年生「再び戻ってくる」

 第75回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)は4日、男女各52チームが出場して東京体育館で開幕した。男子で6年ぶり18度目出場の上越総合技術は1回戦で昌平(埼玉)と対戦し、セットカウント1―2、激闘の末に敗れ、6年ぶりの勝利はならなかった。開会式(オンライン配信)では日本バレーボール協会の川合俊一会長(糸魚川市青海地域出身)があいさつした。上越出身2選手が主力の女子初出場、新潟中央は日本ウェルネス(茨城)に2―1と逆転勝ちした。

男子1回戦、上越総合技術―昌平、第2セット、上越総合技術の神戸開(左)が相手ブロックを抜き、スパイクを決め、23―22とする。左奥は試合を見守る松木監督

 高い攻撃力を存分に発揮した。多くの練習試合を重ねてきて、分が悪かったという昌平を相手に互角の展開。威力のあるジャンプサーブを重ね、松木太一(2年)、神戸開(はるき、3年)、太田汰一(3年)らのアタッカー陣が力強いスパイクを連発した。

第2セット、必死の形相でブロックを見せる上越総合技術の下鳥慧大(右、3番)と前山莉武(10番)
第3セット、力強いスパイクを連発する上越総合技術の松木太一

 第2セットを25―23で奪い返すと、第3セットも終盤まで一進一退の攻防を見せ、下鳥慧大(けいた、3年)の移動攻撃などで食い下がった。
試合後、神戸は「いいプレーができて良かった。仲間に助けられ、感謝したい」とすがすがしい表情を見せた。ゲームキャプテンの太田も「サーブが走って、そこから立て直せた。全力を出せた」と話し、1、2年生には「力がある。春高やインターハイを目指して頑張ってほしい」と思いを託した。
3年生とは逆に涙を流していたレシーブの要、リベロの久保田志恩(1年)は「3年生とは最後の試合。勝ちたかった。この経験を生かして戻ってきたい」と、悔しさをまたこの舞台で晴らす思い。エースの松木は「もっとパワーアップして自分の力でみんなを春高に連れてきたい」と誓っていた。

 ▽男子1回戦
昌平2(29―27、23―25、25―23)1上越総合技術

試合前の円陣後、上越総合技術の選手たちは気持ちの乗った、リラックスした表情を見せる

記事参照元:タイムスLite

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