本物にふれる!中郷小児童が舞台で役者と共演
本物の演劇の魅力に触れてもらおうと、上越市立中郷小学校で12日(木)にプロによる劇が上演され、一部の児童が舞台にあがって役者と共演しました。
演劇は文化庁による巡回公演として行われ、東京の劇団「仲間」が「小さい『っ』が消えた日」という劇を演じました。
内容は「あ」や「お」など、ひらがなの50音が住む村で、小さい「っ」が、自分の存在意義を見失い村から飛び出してしまうという物語です。
全校児童が鑑賞するなか、5、6年生44人が舞台にあがり、しりとりや歌など3つの場面に出演しました。
児童は本番にむけて、きのう劇団のワークショップで演技指導を受けています。
児童
「いつも恥ずかしくて目を見て話さないが(舞台で)目を見て話すことを意識した。しりとりの場面で次に(舞台で)話す人に言葉を(差し)あげるように意識した」
物語では、小さな「っ」にも役割があることが描かれています。
劇団「仲間」 飛田晃治さん
「『いらない子なんていない』と観た人に感じてほしい。一つの文字が欠けても言葉が通じなくなってしまうように人間の社会に置き換えて考えてもらい、ひとり一人大事と子どもに感じてほしい。とてもパワーをもらった」
児童
「プロが演技をしているときに気持ちがこもっていてすごいと思った」
「演劇人の方が声が大きくて心の中で『私も頑張らなければ』と思った。楽しかった」
記事参照元:上越妙高タウン情報