26年ぶりの全国へ 23日から全国高校空手道選抜大会 OBの永井大さんも激励 糸魚川白嶺高空手道部

 県立糸魚川白嶺高空手道部は、23日から25日まで福岡県で開かれる本年度JOCジュニアオリンピックカップ・第42回全国高等学校空手道選抜大会に、男子団体組手(5人制)で出場する。同校OBで俳優の永井大さんが高校2年時に個人組手で出場して以来26年ぶり。永井さん直々の激励も受け、大舞台での躍動を誓う。

稽古後、永井さん(前列中央)と一緒に記念撮影に収まる選手たち。全国を知る大先輩から直々に激励を受け、大舞台に挑む(16日、同校武道場)

 部員全員が糸魚川市の出身。昨秋に同市で開かれた北信越地区予選会で隣県の強豪と渡り合い、第5代表決定戦を勝ち抜いて全国への切符を手にした。大会を通じ、技術面で手応えをつかんだ一方、体力面で課題を痛感。以来、体力向上を意識して練習してきた。

後輩たちに稽古をつける永井さん(左、16日に同校武道場で)

 16日に市役所で激励会が開かれ、長谷川玲桜主将(2年)は「全員が地元出身。チーム糸魚川で全国大会に臨む。まずは1勝を目指し、全国の舞台で糸魚川の名をしっかりとアピールしたい」と力強く決意を述べた。
模擬試合も行い、米田徹市長は「すごい迫力。全国に出る選手の試合は、こういうものなのだと感じた」と称賛。その上で「非常に心強く感じている。市民も期待している」などと激励した。

市役所での激励会では、米田市長(右奥)らを前に模擬試合を披露した(16日)

 選手たちは激励会後、同校武道場に移動し、永井さんと対面。プレゼントしてもらった道着を一人一人が身に着け、稽古をつけてもらった。
永井さんは後輩たちを熱心に指導。全国の舞台を知る者として、経験談を交えながら技術面や心構えについてアドバイスしていた。
稽古後、永井さんは「母校が僕らの時以来、全国大会に出る。激励、応援したいと、自然に体が動いた」と思いを語り、後輩に向け「自分たちに自信を持ってほしい。練習が一番の自信になる。(今大会は)あくまで通過点。全国で経験を積み、インターハイ予選にぶつけてほしい」と今後の期待も込めてエールを送った。
選手は次の通り。
▽長谷川玲桜(2年)、伊藤光(同)、猪又陽々希(同)、佐藤拓斗(同)、内山皓大郎(同)、竹内裕哉(同)、原治永(1年)、豊島永士(同)

記事参照元:タイムスLite

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