[新潟県内桜スポット・上越地域編]地域に溶け込む彩り鮮やか

例年にない早さで桜前線が列島を駆け抜けています。新潟県内各地を彩る桜スポットを紹介します。

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◆さすが妙高、背景に雄大な山々 妙高ふれあいパーク(妙高市米島新田)

新潟県妙高市米島新田の総合運動公園「妙高ふれあいパーク」では、妙高山など山々を背景に桜が楽しめる。

山々を背景に咲く妙高ふれあいパークの桜=4月4日、妙高市米島新田

旧妙高村が1993年に整備した公園は体育館や野球場のほか、遊具や遊歩道もある憩いの場だ。敷地にはソメイヨシノを中心に約180本の桜が並ぶ。

公園を管理するNPO法人ふるさとづくり妙高によると、例年の見頃は4月半ばだが、今年は気温が高い日が続き、10日ほど早い4月3日に満開を迎えた。

今年はぼんぼりを設置し、夜桜がより映えるようにした。ふるさとづくり妙高の宮下富男理事長(70)は「いろいろなバリエーションの桜の楽しみ方ができる」とアピールする。

見頃は4月12日ごろまでの見込み。

◆歴史ある拝殿と「共演」 能生白山神社(糸魚川市能生)

新潟県糸魚川市能生の能生白山神社の境内では、江戸時代に再建された歴史ある拝殿と咲き誇った桜の「共演」が楽しめる。日本海沿いを走る久比岐自転車道からも近い。

能生白山神社の境内を彩る桜=4月4日、糸魚川市能生

例年、4月中旬ぐらいまでが見頃だが、ことしの桜前線は駆け足だったため、総代を務める中村利勝さん(75)は「今年は早まりそうだ」とみている。

4月24日には春季大祭を控える。国の重要無形民俗文化財に指定されている11曲の舞楽などが奉納される。

稚児として登場する地元の小学生たちは、本番に向けて稽古を重ねる。中村さんは「新型ウイルス禍で中断していた合宿の稽古も行う。成果を見てほしい」と話す。桜に負けない彩りを祭りに添える。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス

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