不法ごみなど写真で通報可能に 上越市公式LINE 受信情報も選択可能
新潟県上越市は2022年8月31日、無料コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」の公式アカウントに、道路の不具合やごみの不法投棄などを発見した市民が写真を撮影していつでも通報できる機能を導入した。またこれまで一律に配信されていた市の取り組みやイベント情報は、11のカテゴリごとに欲しい情報のみ選べるようになった。
同市は2020年7月から公式アカウントを運用していて、8月31日時点での登録者数は約1万3000人。
通報機能は「道路損傷」「集積所の違反ごみ」「不法投棄」の3種類で、写真や位置情報、補足情報としてのコメントを24時間受け付ける。
同市広報対話課によると、これまでは主に電話で各担当課が市民からの通報を受け付けていたが、通話しながら場所や状況を確認する必要があり時間がかかっていた。
LINEの通報機能を使うことで、通報にかかる時間が短縮され写真で状況がすぐに伝わるなど、市民、市側双方にとってメリットがあるという。
また登録者に一律に配信されていた市からの情報は、「暮らし・安全」「健康」「福祉」「介護」「まちづくり・市政」「市議会」「産業観光・文化」「子育て・教育」「スポーツ」「新型コロナ関連」「上越市安全メール(火災や防災情報)」の11のカテゴリ別の配信に変更された。
カテゴリを選ぶことで欲しい情報のみ受信できる。一律配信では希望しない情報も受信することから、登録していても“ブロック”している人が一定程度あり、対策を講じた。
市広報対話課は「通報機能によって市の対応が動きやすくなる。また情報の選択で、より市民一人一人のニーズにあった市政情報を受け取れるので、ぜひ登録していただければ」としている。
同市のLINE公式アカウントは「@joetsu-city」。
記事参照元:上越タウンジャーナル