東洋一のハスは“16万5000本” 高田城址公園で市民団体が突き止める
「東洋一」と称される新潟県上越市の高田城址公園のハスの花を数える市民団体は2022年10月2日、今年初めて行った調査の結果を報道陣に報告した。それによると、6月から9月にかけて約16万5000本が開花し、ピークの7月31日には約1万7000本の開花が確認された。
調査したのは、「高田城址公園の蓮の花数を調べる会」。同市仲町6の高校非常勤講師、吉越正勝さん(75)が、同公園のハスの数を調べた記録が見つからなかったことから、14人の有志で今年発足した。
調査は咲き始めの6月20日から、開花が確認されなくなった9月14日までの間に17回実施。公園の南堀、西堀、北堀を10区画に分け、カウンターを用いて目視で花を数えた。調査をしていない日は調査日の値を基に日別の花数を推定。ハスの平均開花日数が4日間であることから、日別の花数の合計を4で割り、期間中に咲いた本数を算出した。
調査結果から、見頃は7月28日〜8月3日で、堀ごとの開花数は南堀、北堀、西堀の順で多く、ピーク時期は南堀、西堀、北堀の順で迎えることなども分かった。
吉越さんは「大変だったが誠実にやることで実態が分かりうれしかった。来年以降につなげたい」。調査結果は今後中川幹太上越市長に報告予定で、「東洋一というだけでは説得力がないので、ポスターなどに数字も入れてもらえたら」と期待を寄せた。
記事参照元:上越タウンジャーナル