部活動地域移行で調査 保護者会立ち上げクラブの実態報告 4競技31団体に

上越市中学生のスポーツ・文化環境づくり推進委員会(委員長・長谷川晃一上越教育大助教)が20日、同市下門前の教育プラザで開かれた=写真。部活動改革に伴い、中学校の保護者らが立ち上げたクラブの実態などが報告された。

同推進委は中学校部活動の地域移行を「学校の部活動改革」と「地域におけるスポーツ・文化活動の環境整備」の2本柱で推進している。部活動改革の一環として本年度の休日部活動の日数が20日以内となっていることなどを背景に、複数の学校で部活動の保護者会が主体となり部活動の代わりに立ち上げたクラブがある。同推進委学校部会は11月に実態調査を行った。

調査対象は同市立中学校22校で、学校側が把握している範囲で回答があった。保護者会が主体となり立ち上げたクラブがある学校は10校、保護者会主体の練習を開いている学校は4校。競技別ではバレーボール14団体、軟式野球8団体、バスケットボール6団体、ソフトテニス3団体の合計31団体だった。

参加する生徒が保険に加入しているのは26団体で、3団体が未加入、2団体が不明。指導者が事故や救急などに関する講習会などに参加している団体は9団体にとどまった。

保護者会主体のクラブは学校部活動と地域クラブの〝間〟にある状態。責任の所在が不明確なクラブの場合もあり、同推進委は保険や指導者研修などの情報提供を行い、生徒の安全を確保することにつなげたい考えだ。同日の会議では上越SCネットへの加入方法などの情報共有も行われた。

記事参照元:上越タイムス電子版

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