目元で魅せる世界観に栄冠、繊細なまつげとアイシャドウ☆キラリ 新潟上越市のアイリストが理美容技術の全国大会で1位3位入賞

(左)若井瑞生さんの作品、(右)荒木めぐみさんの作品(HAIR MORE GROUP提供)

まつげパーマや「まつげエクステンション」の施術をする「アイリスト」で、新潟県上越市のまつげサロンに勤務する若井瑞生(みずき)さん(22)が、理美容師の技術を競う国内最大級のコンテスト「スタイリングコレクション」のフォトアイラッシュモデル部門で1位に輝いた。店長の荒木めぐみさん(32)も3位に入り、2人は「自信を持てた。これからも腕を磨き、喜ばれる施術をしたい」と意気込んでいる。

スタイリングコレクションは、全国の理美容院が加盟する団体「SPC GLOBAL」(東京都)が主催。各地の予選を経て2023年11月に横浜武道館(横浜市)で決勝が行われ、27部門に1199作品がエントリーされた。

2人が出場した部門は、まつげエクステンションを使ってモデルにアイメークを施し、独自の世界観を表現する。モデルの全体像と目元の写真で、まつげエクステンションの技術力や世界観が審査され、27人が競った。

まつげエクステンションの技術を競う大会で1位となった若井瑞生さん(左)と3位の荒木めぐみさん=上越市藤野新田の「アイル」

若井さんは、上越市で美容室などを展開する「HAIR MORE GROUP」のまつげサロン「アイル」で働いて2年目。大会では冬や氷に包まれた人形をイメージした「frozen doll(フローズンドール)」と題して施術した。水色と白、青のまつげエクステンションに、薄い青やグレーのカラーコンタクト、氷を表現した繊細なシルバーラメのアイメイクでまとめた。

荒木さんは「サマーウェディング」と題し、鮮やかな水色でボリュームたっぷりのまつげエクステンションで目元を大きく見せ、青いアイシャドウで夏らしさやクールな表情を表現した。

スタイリングコレクション事務局によると、若井さんの作品は、まつげエクステンションの色合いが美しく、髪の毛や目の色などと統一感があった点が評価された。荒木さんは、まつげエクステンションとアイシャドウがグラデーションになっており、作品イメージをうまく表現していた点などが評価された。

若井さんは「普段の施術を通して成長できた結果だと思う。これからも一人一人の目に合わせた施術を心がけたい」と喜ぶ。荒木さんは「色つきのまつげエクステンションは好きな施術の一つ。受賞を糧に、お客さまへの提案の幅を広げていきたい」と笑顔だった。

アイルは年中無休(年末年始は休み)で午前9時〜午後6時。問い合わせは025(520)9336。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス