上越市の三郷小学校、2026年度に南本町小学校と統合へ 児童の減少で市教育委員会が方針、7月の地域協議会で住民に理解求める

新潟県の上越市教育委員会は6月7日までに、児童数の減少が続く三郷小(長者町)を2026年4月、近接する南本町小(南本町3)に統合する方針を固めた。18日に開かれる三郷区地域協議会で説明し、7月に諮問する予定で、住民の理解が得られれば正式決定する。

三郷小は1873年に開校し、学制改革後、1949年の333人をピークに児童数の減少が続いていた。2024年5月時点の全校児童数は57人。うち新入生は4人で、24年度は1、2年生に複式学級が設けられた。編入先の南本町小の児童数は194人で、市が定めた1学年1学級以上の適正規模を維持している。

市教委は、両校の保護者や三郷区の住民と意見交換を重ね、三郷小を2025年度末に閉校とし、南本町小に編入統合する方針についておおむね合意を得た。正式決定後に通学方法などについて協議を進める。市教委教育総務課は「交流授業などを通じて子どもたちがスムーズに編入できるよう配慮していく」とした。

上越市内では2025年4月、諏訪小が戸野目小に編入され、三和区の美守(ひだもり)、上杉、里公の3小学校が一つになり三和小が新設される。

記事参照元:新潟日報デジタルプラス