美容室で“焼き芋”販売!? 「美容業一つではダメ」 ウイルス禍に新たな挑戦!

新潟県は11月、社会経済活動の再開に向け、行動制限緩和の実証実験を行いますが、事業者にとってまだウイルス禍前のような日常は戻っていません。

事業の継続へ新たな取り組みが求められるなか、上越市の美容室が始めたのは意外な、『あるもの』の販売でした。

【杉本一機キャスター】
「こちらは美容室です。見るかぎり変哲はありませんが、香ばしい甘い香りが漂ってきます」

訪れたのは上越市の京美容室。

開業して28年、店舗を増やしながら営業を続けてきましたが、ウイルス禍で大きな打撃を受けました。

【京美容室 関原英里子 社長】
「ブライダル業務をやっているが、結婚式がほぼ全滅。本当に困窮して、どうしようと」

売上の3分の1を占めていた結婚式関連の仕事が入らなくなったほか、感染対策のため、カットの予約も制限せざるを得ない状況に。

そこで何かできないかと新たに考えた取り組み。それは店のすぐ隣にありました。

【京美容室 関原英里子 社長】
「こちら、雪室焼き芋です」

なんと始めたのは、“焼き芋”の販売です。

ウイルス禍で苦しむ中小企業の新たな事業への挑戦を支援する県の補助金を活用し、機械を購入しました。

そして、試作を繰り返したこだわりの焼き芋を作るのは、店の美容師やエステティシャンです。

【美容師】
Q.焼き芋を作ると想像していた
「全然していなかった。違う視点が持てていいのかなと思う」

本業の仕事が減るなか、スタッフの雇用を守ろうと始めた取り組み。

しかし、なぜ焼き芋だったのでしょうか?

【京美容室 関原英里子 社長】
「うちは美容室なので美と健康を考える。焼き芋は繊維質なので、腸にもいいし、腸がきれいだと、肌や髪もきれいになるので」

『お客さんをきれいにしたい』という、ぶれない思いにさっそく反響も。

【焼き芋を購入した人】
「さっき二度見して。まさかここに焼き芋があるとは思わなくて。新しくていいと思う」

【京美容室 関原英里子 社長】
「美容業一つではだめだなと感じていて、次の展開をまた考えられたらいいので、まず焼き芋を成功をさせたい」

新規感染者が減りつつも以前の日常はまだ戻らないなか、事業者の様々な挑戦が続いています。

記事参照元:新潟総合テレビ

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