還付金詐欺の前兆電話相次ぐ 上越市が注意呼び掛け
新潟県上越市によると、2022年8月に入り、国民健康保険税等の還付金詐欺と思われる不審電話が市民宅に相次いでいる。現在、被害は発生していないが、市民に広く注意を呼び掛けている。
市によると「市役所の職員を名乗り、国民健康保険税等の還付手続を促す不審電話があった」など、市民から通報があった。今月1、2の2日間で、4件確認されている。
電話の内容の一例としては「市役所保険課のカミヤ」と名乗る男から市民宅に電話があり、「保険税が毎月500円ずつ5年分の還付が発生している。手続き書類を送付しているが届いているか」と言われた。市民が「届いていない」と答えると、「還付先の銀行から電話をさせるのでこのまま待つように」と言われて電話が切れたというもの。不審に感じた市民が市に通報した。
市は「還付金の手続きを電話で問い合わせることやATMの操作を指示することはない。不審な電話があった場合は、国保年金課や警察に連絡してほしい」と話しているほか、市ホームページや市公式SNSで注意喚起している。