さかなクンが育てたフグ展示 上越市立水族博物館うみがたり
フグの帽子姿でおなじみの、タレントで東京海洋大学名誉博士でもある「さかなクン」が育てたイシガキフグが、新潟県の上越市立水族博物館うみがたりで展示されている。特徴の大きい目をクリクリさせる愛らしい姿で、来場者を癒やしている。
展示されているのは、体長約40cmの愛称「ハイちゃん」。千葉県館山市の定置網に入り、同市在住のさかなクンがケアしていた個体で、同館の池口新一郎副館長とさかなクンの親交が深いことから、11月下旬に同館に贈られた。寄贈活動は各地の水族館でたびたび行われており、同館に対しては今回が初めて。
ほかのフグの種も一緒に展示し、ハイちゃんの水槽の上にはさかなクン直筆のイラストと「とーってもおだやかでかわいいです」などと書かれた色紙も掲示。訪れた人は足を止めて見入っていた。長野県の小学1年の女子児童(6)は、祖母手作りのさかなクンのフグ帽子を妹とおそろいで被って訪れた。「(ハイちゃんの)目がかわいい。(さかなクンは)面白くて好き」と笑顔を見せていた。
イシガキフグは岩礁やサンゴ礁域に生息しているハリセンボンの仲間で、体を膨らませることもあるが、トゲは立たない。飼育担当の職員は「(ハイちゃんは)人に慣れているのか愛きょうがあり、近寄ると大きい目で見てくれる。さかなクンが大事に育てたフグをぜひ間近で見てほしい」と話している。
展示場所は1階の催事ホール。年内いっぱいは展示予定だという。
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記事参照元:上越タウンジャーナル