馬場秀幸弁護士が県議選に無所属で出馬表明 上越市選挙区選挙戦へ
新潟県上越市の弁護士、馬場秀幸氏(58)が2023年2月1日、記者会見を開き、4月に行われる新潟県議会議員選挙上越市選挙区(定数5)への出馬を表明した。馬場氏は無所属で立候補する。同選挙区にはすでに現職3人と新人2人が出馬を表明しており、選挙戦になる見通しとなった。
馬場氏は1964年生まれで同市下曽根出身、同市大手町在住。高田高、東大法学部卒。1998年に弁護士登録し、新潟市の弁護士事務所勤務を経て、2003年に上越市大手町に弁護士事務所を開設した。
馬場氏は、原発再稼働や安保法案の反対運動などを展開してきた市民団体「市民連合・上越」の代表で、女性団体や共産党関係者らから出馬を促されたと説明した。その上で「弁護士として25年間、サラ金被害の救済運動や高齢者の財産管理、離婚問題などをやってきて、町の人間の一人として常日頃感じる問題点を政治につなげていきたい思いがあった」と決意を語った。
政策としては、
①まちづくりの応援として個人の開業や起業支援
②県立病院の統廃合阻止など地域医療や介護福祉の維持充実
③給付型奨学金の創設など一人親家庭や子育て世帯の経済的負担軽減──
の3項目に加え、原発再稼働反対を挙げた。
「選挙は政策をきちんと伝えられる貴重な場で、無投票のままだと、何かモヤモヤしたまま我々の代表が決まってしまうのはおかしい」と馬場氏。共産党への推薦要請は行うとしたが、「弁護士25年の成果を見てほしいので、政党にとらわれず、いろいろな方の支援を受けていきたい。(他の野党系候補の)票を奪う気持ちは全くなく、みんなで当選できれば」と述べた。
県議選上越市選挙区には馬場氏のほか、楡井辰雄氏、斎京四郎氏、桜庭節子氏(いずれも自民党)の現職、今期限りで引退する小山芳元氏(社民党)の後継として牧田正樹氏(無所属)、同じく引退する秋山三枝子氏(無所属)の後継の土田竜吾氏(無所属)が出馬予定。
記事参照元:上越タウンジャーナル