〈動画あり〉山岸駿、吉田蒼が挑戦 高校生ら相手に腕試す 23日から全日本卓球選手権

 卓球の国内最高峰の大会、天皇杯・皇后杯全日本選手権大会(一般・ジュニアの部、23~29日、東京体育館)に多くの上越出身選手が出場する。中学生の山岸駿(15、直江津東中3年)と吉田蒼(そう、13、城西中1年)が、高校2年生以下のジュニア男子シングルスに出場する。

全日本卓球選手権ジュニアの部に出場する山岸(左)と吉田両選手。幼い頃から一緒に練習し、高め合ってきた

 山岸は2年連続の出場。中学校最終学年の本年度は全国中学大会男子シングルスで8位に入賞し、推薦で全日本出場権を獲得した。得意のフォアドライブに加え、サーブレシーブをネット近くに止めるように返球する「ストップ」と呼ばれる台上の技術が向上した。

 「これまでは相手に先に打たれる展開が多かったが、相手に打たれず、先に打てるようになった」と話す。昨年は1回戦で敗れただけに、今回はより多く勝って、4回戦進出を目標に置く。

 同じ左利きの山岸の背中を追ってきた吉田は県予選で3位に入り全日本初出場。身長が伸び、バックハンドが強化された。持ち前のフォアドライブを主体に、さらに攻撃力が増した。精神面も成長し、試合中に諦めなくなったという。

 格上の高校生が多く出場する戦いで、「自分の力を全部出し切りたい」と意気込み、3回戦進出が目標だ。本年度は全日本カデット(13歳以下)でベスト16に入った。両選手はフォアハンドを得意とし、攻撃的なサウスポーで似たタイプだ。

練習でフォア打ちをする山岸(左)と吉田(上越市総合体育館)

◇出身高校生も多種目で出場
他の上越出身では山岸駿の姉、愛菜(新潟産大附属高1年、直江津東中出)が一般女子ダブルスと混合ダブルス、ジュニア女子シングルス、唯菜(同1年、同)が一般女子ダブルスとジュニア女子シングルス、佐藤野々華(同1年、糸魚川中出)が一般女子シングルスとダブルス、ジュニア女子シングルス、荻原塔矢(同2年、直江津東中出)が一般男子ダブルスとジュニア男子シングルスに出場する。

両選手の練習の様子動画

記事参照元:タイムスLite

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