令和4年産米食味ランキング 10年連続で「特A」 上越産コシヒカリ 農家意欲と技術連携で

 日本穀物検定協会(東京都)は2月28日、令和4年産米の食味ランキングを発表した。上越産コシヒカリの食味は最高ランクの「特A」だった。特A評価は10年連続。県産こしいぶきは昨年の「A」から1ランク下がり「A’」だった。

上越産コシヒカリは毎年の異常気象にも負けず特Aランクを維持した

 同協会によると食味試験には昨年と同数の152点が出品され、特A評価を受けたのは昨年より2点少ない40点だった。
全国で10年以上連続して特Aを維持している銘柄は、上越産コシと会津産コシ(福島)、ななつぼし(北海道)、ゆめぴりか(同)、つや姫(宮城)、さがびより(佐賀)の6銘柄のみ。
上越地域では、毎年のように日照不足や多雨、夏から収穫期にかけての異常高温、台風などに悩まされながらも、高い食味を維持し続けている。JAえちご上越の岩崎健二常務理事は「良食味米に対する農家の意欲と努力、長年の土作り運動や適期田植えといった栽培技術、農業関係機関の連携が、10年連続の特A維持につながってきた。今後も求められる米生産と水稲農家の経営安定に努めていきたい」と話した。
県内他地域では、魚沼コシが特Aを維持。岩船コシは昨年の特AからAにランクダウンした。中越、下越、佐渡コシは昨年と同じくAとなった。

記事参照元:タイムスLite

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