上越市土橋の「大和飲料」が破産申請へ 負債総額は2億5000万円
東京商工リサーチ高田支店によると、新潟県上越市土橋の酒類販売などの「大和飲料」が2024年2月19日、事業を停止し、破産申請の手続きに入った。負債総額は推定2億5000万円。
同社は1930年(昭和5年)に食品の卸販売業として創業し、1940年に法人化した。1950年に全酒類卸売免許を取得し、新潟の地酒やワインなど全酒類を取り扱い、ピーク時の1992年10月期には売上高20億円を超えた。
その後、消費不況や大型ディスカウント店の進出で苦戦を強いられ、近年は内職の請け負いやiPhoneの修理業務など新規事業を展開したが、劇的な業績回復には至らなかった。2023年3月に東京都の経営コンサルタント会社「ANEW Holdings」の子会社となり経営立て直しを図っていたが、同社も資金繰りが行き詰まり事業停止したため経営困難となった。
記事参照元:上越タウンジャーナル