文化の灯ともし続ける 幅広い分野受け皿に 「高田文化協会」新事務局長・宮崎俊英さん(65) 

抱負を語る新事務局長の宮崎さん

高田文化協会(藤林陽三会長)の新事務局長に4月から、前上越市立歴史博物館・小林古径記念美術館館長の宮崎俊英さん(65)が就任した。18年間務めた後に相談役となった河村一美さんの後を受け、同会の発展と上越地域の文化振興への思いを聞いた。

宮崎さんは新潟大高田分校卒業後、美術教員として上中越地域の中学校に奉職した。県立近代美術館(長岡市)では立ち上げに携わり、松代中では創設期の「大地の芸術祭」に参加した。大島小校長を最後に退職、上越市立総合博物館の館長に就任した。就任後は同館の歴史博物館への名称変更や小林古径記念美術館の分離・新築などに尽力した。

館長退職と河村前事務局長のタイミングが合ったことから打診を受けて就任した。「文芸には疎いが、文化は美術や音楽など幅広い」と話し、かつて同会が行っていた「手と手合わせて ぬくもり展」など、得意の美術分野での活動も考えているという。

各月で刊行している文芸たかだは会員以外からの寄稿も働きかけ、誌面の活性化と新規会員確保を狙うという。また中学校部活動の地域移行を受け、文芸部などの活動の受け皿になるというアイデアも話した。

戦時中高田に疎開した人たちと地元の文化人の交流がきっかけで立ち上がった同協会は昨年60周年を迎えた。「高田文化協会だが、フィールドは上越全域だと思う。伝統を意識し、この地に文化の灯をともし続けることを考えていきたい」と思いを語った。

記事参照元:上越タイムス電子版