上越市立三郷小学校が令和8年4月をめどに南本町小へ編入統合の方針

児童の減少が続く上越市立三郷小学校は、再来年の令和8年4月をめどに南本町小学校に編入統合される方針であることが分かりました。

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これは18日に開かれた三郷区地域協議会で明らかになりました。

三郷小学校の全校児童の数は多い時で昭和24年(1949年)に333人いましたが、その後減り続け、今年度は57人、1・2年生が複式学級になっています。今後も児童の数は減る見込みで、上越市教育委員会では保護者や地元の町内会などと話し合った結果、再来年の令和8年4月をめどに南本町小学校に編入統合する方針を決めました。

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三郷小学校の児童は、もっとも遠い児童で7キロほど離れた南本町小学校の校舎に通うことになり、今後、通学方法などを検討することにしています。南本町小学校の全校児童は今年度194人で、令和8年度に統合した場合、213人になると見込まれています。

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18日は地域協議会の委員から「通学方法をどうするのか」「南本町小学校では制服を着ることになっていて、制服などを買う場合、経済的な負担を軽くしてほしい」という意見などがあがっていました。

三郷区地域協議会の委員の「今はバスの本数が そんなにない。帰る時間にバスがないときや、ちょうどいいバスがないとき、本数を増やす検討をしているのか」との意見に対し、上越市教育委員会 教育総務課の小池亜希子参事は「終業の時間ぴったりに運行するバスは今はおそらくない。意見としていただきながら担当課と相談して進めていく」と回答しました。

委員
「制服を購入するにあたり資金面での不安もある。補助金などの支援を考えてもらえたら」

上越市教育委員会 教育総務課 小池亜希子 参事
「保護者の皆さんと子どもたちが安心して4月を迎えられるように進めていくことが大事」

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統合について7月23日(火)三郷区地域協議会に諮問が行われます。その後、答申や市議会での議決などを経て、今年度統合が正式に決まる見通しです。

上越市教育委員会では子どもたちが一定規模の集団の中で学習することなどを目指し、少なくとも1学年1クラス以上、20人から30人程度になるよう学校の適正配置を進めています。市内ではいずれも来年度、三和区内にある上杉、美守、里公の3つの小学校が統合して三和小学校となり、諏訪小学校は戸野目小学校に編入統合します。

※ご覧の記事は、2024年06月19日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30

記事参照元:上越妙高タウン情報