上越市の2024年度のふるさと納税が5億円突破 稼ぎ頭は「コメ」

新潟県上越市によると、同市の本年度のふるさと納税の寄付額が2025年1月3日時点で、本年度目標の5億円を突破した。年度を3か月残し、前年度実績約2億円の2.5倍とした目標額を達成した。返礼品は金額ベースで5割以上がコメだった。

上越市ふるさと納税特設サイト

ふるさと納税制度の活用は中川幹太市長の公約で、2022年8月から返礼品に新たに地場産品を加え、ポータルサイトに登録するなどして本格参入した。2022年度は約1億円、2023年度は約2億円といずれも目標額を大きく上回る寄付を集めた。

5億円突破の要因は、全国的なコメ不足と値上がりを背景にコメに人気が集まったためとみられる。毎年寄付が増える年末の12月の1か月間で約3億2000万円を受け入れたが、5割はコメだったという。

記者会見で中川市長は「特設サイトやインスタグラムの開設、各種PRイベントなどさまざまな手段を通じてピーアールを行ってきたことが目標達成につながった。インバウンドの方が外食でコメを食べているとの話も聞いており、おいしさも含めて認めていただいたと考えている」と話した。

市は本年度からふるさと納税を担当する「ふるさと応援室」の職員と若手職員有志がアイデアを出し、SNSの活用や返礼品に同封する市のPRちらしの作成、セット商品などの返礼品開発に取り組んでおり、年度末までにさらに寄付額を増やしたい考えだ。

▽上越市ふるさと納税インスタグラム


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記事参照元:上越タウンジャーナル