上杉謙信愛刀の国宝「山鳥毛」が上越市に 借用展示の手続き整う
新潟県上越市は2025年2月14日、第100回謙信公祭に合わせ、市内での展示を目指していた上杉謙信の愛刀で国宝の「太刀無銘一文字(号 山鳥毛)」について、文化庁から展示の許可が下りたと発表した。中川幹太市長が21日、借用の承諾を得るため、所有する岡山県瀬戸内市の武久顕也市長を訪問し、上越市での展示が正式に決まる。
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8月23、24日に開かれる謙信公祭が第100回の節目を迎えるのを記念し、祭りの目玉の一つとして謙信ゆかりの宝を展示しようと、2024年9月に小田基史副市長らが武久市長を訪問して借用を依頼。国宝の展示に必要な文化庁からの許可を得るため、瀬戸内市などと運搬や展示方法、警備体制を協議し、手続きを進めてきた。
借用依頼の際、武久市長は「文化庁の諸条件をクリアして、ぜひ上越市の皆様にもご覧いただきたい」と話していた。承諾されれば、瀬戸内市が山鳥毛を取得して以来、初めての県外での展示となる。展示期間や場所は借用が決まった後に協議するとしている。
記事参照元:上越タウンジャーナル